高等専修学校とは?
(3年制で文部科学省から指定を受けた学校を卒業すると、「大学入学資格」が与えられ、大学入試はもとより、高校卒業を受験資格とする各種資格試験等も受験でき、また就職等においても高校卒業と同等に扱われます。)
高等専修学校とは、専修学校のうち、高等課程を設置している学校を言います。
「専修学校」は、学校教育法に「職業若しくは実際生活に必要な能力を育成し、又は教養の向上を図る」ことを目的とした学校と定められ、同法及び専修学校設置基準に基づき、目的・課程の種類・修業年限・授業時数・教員・施設・設備等に関する要件が詳細に定められており、都道府県知事の審査を受け、基準を満たすものとしてその認可を受けなければ設置することができません。
また、高等課程を設置している専修学校でなければ、「高等専修学校」と名乗ることが法律で禁止されていますので、校名に「高等専修学校」という名称が入っている学校は、真正な「高等専修学校」だと思って間違いありません。
高等専修学校には、学割、奨学金、傷害保険などの制度の適用がある他、所定の条件を満たして卒業すると、履修した課程や内容に応じて、国家資格又は国家資格の受験資格や大学入学資格が付与されるなど、様々な特典が認められています。また、通信制高等学校との技能連携が認められている高等専修学校を卒業すれば、高等専修学校の卒業と同時に高校卒業の資格を得ることができます。
更に、小中学校で不登校経験のある生徒さんでも安心して通学できるよう、一人ひとりに合わせた時間割を組んだり、カウンセラーの資格・経験を有する教員の配置や個別指導が可能な教室等が整備されたりしている学校もあります。
生徒自身の将来設計を重視した進路(学校)選択が可能です。
専修学校高等課程には、工業、農業、医療、衛生、教育・社会福祉、商業実務、服飾・家政、文化・教養の8つの分野があり、職業に関する専門的な内容を学習することができます。
専修学校高等課程は、高校と同じく後期中等教育の重要な担い手です。
専修学校の教育の特色は、各校が新しい発想で、時代に即した教育に取り組むことができることです。 こうした特色を生かした教育の中で、生徒たちはそれぞれの希望や適性にあった専門的な知識・技術の習得にチャレンジし、さまざまな体験の中から「やればできるんだ」という自信を勝ち取っていきます。