よくあるご質問と回答 - 専修学校高等課程について

A.　高等専修学校と高等専門学校とは、名前は似ていますが全く異なる学校種になります。
高等専修学校は、学校教育法第124条に位置付けられた「職業若しくは実際生活に必要な能力を育成し、又は教養の向上を図ることを目的」とした教育を行う専修学校のうち、高等課程を持つ学校が排他的に名乗れる校名で、3年制の学校は高等学校と並ぶ後期中等教育機関です。
これに対し、高等専門学校は教育法第1条に規定する学校で、一般に「高専」という略称で親しまれている5年制の学校で、同法第115条に「深く専門の学芸を教授し、職業に必要な能力を育成することを目的」と定められた高等教育機関です。

A. 専修学校高等課程の中には、通信制高等学校との「技能連携」が認められている学校があり、その学校の通常の授業を履修すれば、卒業と同時に高等学校の卒業証書を取得することができます。

　また、通信制高等学校との技能連携をしていない専修学校高等課程でも、大学入学資格付与指定校では、高校卒業の資格はとれませんが、卒業と同時に大学入学資格付与を取得できますので、高校卒業を条件とする各種の職業資格試験の受験や養成施設への入所はもとより、大学への進学も可能です。

A.　3年制の専修学校高等課程（高等専修学校）の内、文部科学大臣が一定の要件を満たしていると認め指定した大学入学資格付与指定校に限られます。

　大学入学資格付与指定校の卒業生に対しては、「大学入学資格」が付与され、大学の他高校卒業を条件とする各種の職業資格試験の受験や養成施設への入所の道が開かれています。

A. 早い学校では4月から始めているところや随時見学会を開催している学校など様々です。将来を見据え、気になる学校がありましたら各学校までお問い合わせください。

A. 専修学校高等課程は学校教育法第124条に位置付けられ、県の認可を受けて設置された正規の後期中等教育を行う学校ですが、いわゆる「サポート校」は法令上の根拠のない無認可校です。

　高等学校卒業資格取得に必要な「添削」、「面接」、「試験」は、在籍する通信制高等学校に行う義務があり、サポート校は生徒が添削課題に取り組む際の学習の支援を行う無認可施設です。

　また、専修学校高等課程は基本的に全日制で、毎日学校に通い、定められたカリキュラムに従い教員から授業を受けますが、サポート校はあくまで本人の学習のサポートが業務ですので、生徒本人が選択して授業を受けます。

　更に、専修学校高等課程は正規の学校ですから、就学支援金の対象となりますし、学割なども適用されますが、無認可民間教育施設であるサポート校にはそうした特典はありません。

　一番の簡単な見分け方は、校名に「高等専修学校」という名称があるかないかです。専修学校高等課程は通常校名に「高等専修学校」という名称がつけられています。専修学校高等課程以外の学校は「高等専修学校」という名称を使うことが禁止されていますから、同じような内容の学校で校名に「高等専修学校」（又は「専門学校」）というのが入っていないものはほぼ「サポート校」と思ってまちがいありません。（専門学校は専門課程が設置された専修学校のことです。）