専門学校とは?

Point
1.
学校教育法に規定された学校(専修学校)で、私立のものは、都道府県知事の認可を受けています。
2.
「専門学校」は、専門課程を設置している専修学校のことで、法律に基づく独占的名称でもあります。
(専門学校でなければ、校名に「専門学校」と付けられない。)
3.
「職業実践専門課程」は、より実践的な職業教育が学べる課程として文部科学省に認定されたものです。
4.
専門学校は、高校卒業以上の学歴がないと入学資格のない、大学や短期大学に相当する高等教育機関です。
(所定の条件を満たして卒業すると、履修した課程や内容に応じて「高度専門士」や「専門士」の称号、大学への編入や大学院入学、その他国家資格又は国家資格受験資格の資格が得られます。)

 専門学校とは、専修学校のうち専門課程を設置している学校のことを言います。

 「専修学校」は、学校教育法に「職業若しくは実際生活に必要な能力を育成し、又は教養の向上を図る」ことを目的とした学校と定められ、同法及び専修学校設置基準に基づき、目的・課程の種類・修業年限・授業時数・教員・施設・設備等に関する要件が詳細に定められており、都道府県知事の審査を受け、基準を満たすものとしてその認可を受けなければ設置することができません。

 また、専門課程を設置している専修学校でなければ、「専門学校」と名乗ることが法律で禁止されていますので、校名に「専門学校」という名称が入っている学校は、真正な「専門学校」だと思って間違いありません。

 専門学校は、高校等卒業(高等学校卒業程度認定試験合格者等を含む。)以上の学歴がないと入学資格が得られません。修業年限は、1年から6年まで様々ですが、修業年限に応じて、短大や大学に相当する高等教育機関と位置付けられています。

 専門学校には、学割、奨学金、傷害保険などの制度の適用がある他、所定の条件を満たして卒業すると、履修した課程や内容に応じて「専門士」や「高度専門士」の称号、大学への編入や大学院入学、国家資格又は国家資格受験の資格が付与されるなど、様々な特典が認められています。

専門学校にはさまざまな特典が認められています。

称号
一定の条件を満たした2年制以上の課程を卒業した者に「専門士」、4年制の課程を卒業した者には「高度専門士」の称号が与えられます。
大学への編入学
一定の条件を満たした2年制以上の課程を卒業した者に、4年制大学の3年次又は2年次への編入学が認められます。
大学院入学資格
一定の条件を満たした4年制の課程を卒業した者に、大学院入学資格が付与されます。
学割
JR及び各私鉄の指定校で修業年限1年以上の課程に在籍する者に適用されます。
奨学金
修業年限2年以上の課程に在籍する者には、日本学生支援機構の奨学金が適用されます。また、居住する市町により独自の奨学金制度もあります。詳しくは各市町までお問い合わせ下さい。
傷害保険
文部科学省の指導により定められた、「専修学校各種学校災害傷害保険制度」が運営されています。
就職指導
厚生労働大臣に届けることで「無料職業紹介事業」が行えます。この制度の適用を受けて活発な就職指導が実施されています。

※学校により異なる場合があります。詳細は各学校に直接お問い合わせ下さい。