世の中には実にたくさんの学校があります。同じ業界・職業をめざせる学校・学科も複数ありますが、カリキュラムや授 業、資格取得に向けたサポート体制、社会人教育(社会人として必要な基礎能力の養成)の内容は学校ごとに異なります。オープンキャンパスや体験入学などを利用して各学校の特徴を理解し、自分の目的にあった学校を選ぶようにしましょう。

専門学校・各種学校の特色

専門学校や各種学校は、特定の業界や職業に関連した知識・技術を身に付けられる教育機関です。社会のニーズに合わせて多種多様な職業をめざせる学科があります。ただし、学校・学科によってめざす業界・職業が異なるため、入学前に将来やってみたい仕事や進みたい業界をある程度絞り込むことが必要です。

カリキュラムの特色

ひとつのことをくり返し学び、習熟度を高めていくのが特色です。例えば、調理系の学校の場合、基礎的な作り方を講義で勉強し、それを実習の授業で実際に調理、さらに技術を磨くために先生の指導のもとで実習をくり返し、身に付けるということが行われます。地域の企業と連携して職業体験の機会も多く設けられています。

資格取得

職業に就くために必要な資格や持っていると就職に有利な資格は授業の中で取得できるようになっています。

社会人教育

実習、就職活動などを通して職場で求められる社会人としてのマナー教育を行っています。「ビジネス能力検定(B検)ジョブパス」(Step 4.参照)など実力を証明する検定試験の受験にも積極的です。また、2012年4月から、専修学校における通信制・単位制の導入がスタートしました。これにより、学年による教育課程の区分に縛られることなく、自己に合ったペースで専門的な知識・技術を学ぶことが可能となりました。したがって、すでに社会人として働く人でも、専門的な学習に取り組みやすくなるため、スキル・アップやキャリア・アップのチャンスが一層拡大することになります。

大学・短期大学の特色

大学や短期大学は、学術的な研究を目的とした教育機関です。ただし、医師の養成など特定の職業に就くための教育を行っていることもあります。一部資格職を除いて、基本的にどの学部・学科からでもあらゆる業界に進むことができます。工業製品・化学製品の研究・開発に携わりたいなら理工系大学院レベルの知識が必要です。なお、医師や歯科医師、獣医師、薬剤師など、大学に進学しないと就けない職業もあります。

カリキュラムの特色

ひとつのことを学んだら、それは理解したものとして次の段階に進むカリキュラム。専門学校や各種学校のように習熟のためのくり返し教育は基本的に行いません。また、自らテーマを探して調べていく能動的な姿勢が求められます。

資格取得

医療系資格や教員免許状などは、取得に向けた授業がカリキュラムに組み込まれていることもありますが、身に付けた知識・技術を証明するような資格・検定は、授業とは別に特別講座を設け、希望者だけが受講するシステムです。

社会人教育

社会人としてのマナーや就職活動に必要なスキルは「キャリアセンター」という専門部署が担当。業界・テーマ別に講座を設け、希望者に対応しています。ただし、取り組み方は学校ごとに異なります。

その他の教育訓練機関の特色

このほかにも、国や都道府県が運営する職業訓練や能力開発を行う施設、民間企業が運営するパソコンスキルや語学能力など、特定分野のスキルアップを目的としたスクールなどさまざまな教育訓練機関があります。

身に付けた力はどうやったら評価してもらえるの?

仕事に必要な力が本当に身に付いているかどうかは、どうやって証明したらよいでしょう。企業の入社試験や面接でアピールしたり、資格を取得することも方法のひとつ。また、下記のような取り組みを利用して、身に付けた力を客観的に評価できるカタチにすることもできます。

ジョブパス
一般財団法人 職業教育・キャリア教育財団

「ビジネス能力検定(B検)ジョブパス」は、業種や業界を問わず、仕事に必要な基本的な能力を客観的に評価する検定試験です。企業に勤めている人が試験の作成に参加し「新入社員に身に付けてほしいところ」を的確に押さえているので、就職対策としても有効。社員研修の一環として活用する企業もあり、これまでに100万人近くの人が受験しています。

【検定基準】
ジョブパス3級
  • 対象/就職活動を意識した高校3年生、大学・専門学校等入学者すべて
  • 出題範囲/ビジネス常識および、基礎的なコミュニケーション等。
ジョブパス2級
  • 対象/就職活動を控えた大学生、専門学校生等から社会人1~2年目の人
  • 出題範囲/企業の役割や責任と権限などの理解、効率的な業務の進め方等。
ジョブパス1級
  • 対象/就職活動中の大学生・専門学校生等から入社1~3年目の社会人
  • 出題範囲/問題解決を円滑に推進するために必要となる論理的な思考、情報発信と表現技法等。
問合せ先
一般財団法人 職業教育・キャリア教育財団検定試験センタ-

TEL:03-5275-6336
URL:http://bken.sgec.or.jp/